【講演実績:2026年10月8日】福井県敦賀市立沓見小学校様「SNSでも、自分も相手も大切にするために」SNS情報モラル講演会

2026年10月8日(木)、福井県敦賀市立沓見小学校様にて、SNSリテラシー・情報モラルに関する講演会を実施いたしました。

今回のテーマは、

「SNSでも、自分も相手も大切にするために」です。

小学3年生以上の児童約40名と保護者約40名の皆様を対象に、45分間にわたり、SNSやスマートフォンとの正しい付き合い方についてお話ししました。

今回の講演では、SNSの危険性を一方的に伝えるのではなく、子どもたちが自分自身で考え、判断し、行動できる力を身につけることを大切にしました。

特に重視したのは、次の3つです。

  • 送る前に3秒止まって考えること
  • 写真や名前などの個人情報を大切にすること
  • 困ったときには一人で抱え込まず、大人に相談すること

SNSが当たり前になった時代だからこそ、子どもたち自身が自分も相手も大切にできるようになることを目指した講演会となりました。

目次

SNSは「もう一つの教室」。誰が見ているかわからない世界

講演の前半では、SNSがどのような場所なのかについて、学校の教室に例えながら説明しました。

学校の教室であれば、誰がその場にいるのか、おおよそ把握することができます。

しかし、SNSでは必ずしもそうではありません。

友達だけに送ったつもりのメッセージや写真が、別の人に共有され、知らない人にまで届いてしまう可能性があります。

そこで、SNSの3つの特徴について紹介しました。

  1. 残る:削除してもスクリーンショットなどで保存されることがある
  2. 広がる:一人に送った情報が、多くの人に届くことがある
  3. 強く見える:文字だけのやり取りでは、意図せず相手を傷つけてしまうことがある

SNSは便利なコミュニケーションツールですが、対面での会話とは異なる特徴があります。

大切なのは、SNSを必要以上に怖がることではありません。

どのような特徴があり、どんな行動がトラブルにつながるのかを知ることです。

投稿・送信する前に「3秒ストップ」

今回の講演で特に強調したのが、「送る前に3秒止まる」という習慣です。

SNSやLINEでは、思いついた言葉や写真をすぐに送信できてしまいます。

しかし、その一瞬の行動が、相手を傷つけたり、自分自身を危険にさらしたりすることもあります。

そこで、送信する前に3つのことを考えてもらうようお伝えしました。

  • これを誰かに見られても大丈夫だろうか?
  • 相手が見たら、どんな気持ちになるだろうか?
  • 先生や家族に見せられる内容だろうか?

たった3秒でも、一度立ち止まって考えることで、防げるトラブルがあります。

また、写真の取り扱いについてもお話ししました。

SNSに投稿する写真には、顔や制服、学校名、住所につながる景色など、さまざまな個人情報が含まれている場合があります。

自分が写っている写真であっても、友達が一緒に写っているのであれば、相手の気持ちや意思を尊重する必要があります。

「自分が投稿したいから投稿する」のではなく、「相手はどう感じるだろうか」と考えること。

こうした小さな思いやりが、SNS上でのトラブルを防ぐ第一歩になります。

SNSやLINEを使うときの「責任」とは何か

講演では、児童の皆さん自身に考えてもらう時間も設ける構成としました。

その一つが、

「SNSやLINEを使うときの責任って何だろう?」

という問いです。

SNS上での責任は、単に悪口を書かないことだけではありません。

自分が送った言葉や写真が、相手や周囲の人にどのような影響を与えるのかを考えることも重要です。

例えば、友達の悪口が書かれているグループチャットがあったとします。

自分は悪口を書いていなかったとしても、その内容を面白がって広めたり、からかったりすることで、被害が拡大してしまうことがあります。

一方で、悪口を広めない、困っている人を助ける、信頼できる大人に相談するなど、周囲の人にもできることがあります。

SNSでのトラブルは、投稿した本人だけの問題とは限りません。

だからこそ、自分の行動に責任を持つことと、周囲の人への思いやりを持つことの両方が大切です。

SNSでの友達関係と、自分を守るための距離感

スマートフォンやSNSが普及したことで、友達とのコミュニケーションの形も大きく変化しています。

学校にいる時間だけでなく、帰宅後もLINEやオンラインゲームなどを通じて友達とつながることができます。

一方で、常につながっていることが負担になってしまう場合もあります。

「すぐに返信しないと嫌われるかもしれない」

「グループから抜けたら仲間外れにされるかもしれない」

そんな不安を感じることもあるかもしれません。

しかし、友達だからといって、いつでも返信しなければならないわけではありません。

SNSには、ミュートやブロック、グループからの退出といった機能があります。

これらは、自分自身を守るために活用できるものです。

相手を大切にすることと、自分が我慢し続けることは違います。

講演では、

「スマホでの会話も多い今、友達って何だろう?」

という問いも取り上げました。

SNS上でつながっている人数だけで、人間関係の価値が決まるわけではありません。

お互いの気持ちや時間を尊重できることも、大切な友達関係の一つだと考えています。

SNSで困ったら、一人で抱え込まない

SNSでのトラブルに巻き込まれたとき、子どもたちに覚えておいてほしいことがあります。

それは、「一人で解決しようとしなくてもいい」ということです。

例えば、知らない人から怖いメッセージが届いたり、友達から悪口を書かれたり、自分の写真を勝手に広められたりした場合です。

そのようなときには、次の3つが大切です。

  1. 証拠を残す:メッセージや画面などを必要に応じて保存する
  2. 広げない:悪口や写真をほかの人に送り返さない
  3. 大人に相談する:先生や家族など、信頼できる人に伝える

子どもたちの中には、保護者に相談するとスマートフォンを取り上げられてしまうのではないかと、不安を感じる子もいるかもしれません。

だからこそ、困ったときに安心して相談できる環境を整えておくことが重要です。

SNSトラブルを防ぐためには、子どもたちへの教育だけではなく、家庭や学校での関わり方も大切になります。

スマートフォンを「自分で止める力」を育てる

今回の講演では、スマートフォンの利用時間についても取り上げました。

YouTubeやショート動画、オンラインゲームなど、スマートフォンには楽しいコンテンツが数多くあります。

「あと5分だけ」と思っていたのに、気づけば1時間が経過していた。

そんな経験は、大人にもあるのではないでしょうか。

ここで大切なのは、単純に利用時間の長さだけを見ることではありません。

自分で決めた時間に、利用を終えられるかどうかです。

講演では、次のような工夫を紹介しました。

  • スマートフォンを見る前に、使う時間を決める
  • アラームなど、終わりの合図をつくる
  • 寝る場所にはスマートフォンを持ち込まない

スマートフォンを使わないことが目的なのではありません。

自分の時間を、自分でコントロールできるようになることが大切です。

こうした力は、SNSとの付き合い方だけでなく、これからの生活のさまざまな場面でも役立つものだと考えています。

保護者の皆様へ。「信頼」と「放任」は違う

今回の講演には、児童の皆さんだけでなく、保護者の皆様にもご参加いただきました。

そこで、家庭でのSNS教育についてもお話ししました。

子どもを信頼することは、とても大切です。

しかし、「うちの子は大丈夫」「信じているから何も聞かない」という姿勢だけでは、子どもが抱えている悩みやトラブルに気づけないこともあります。

SNSは、大人であっても判断が難しい場面がある世界です。

だからこそ、日頃から子どもたちが何を楽しみ、どのようにスマートフォンを使っているのか、関心を持つことが重要です。

例えば、

「最近、何が流行っているの?」

「そのアプリ、どんなところが楽しいの?」

「もしスマホで困ったら、最初に誰に相談する?」

こうした会話から始めることができます。

また、子どもへの声かけでは、「Iメッセージ」という考え方も役立ちます。

「あなたはスマホばかり見ている」と相手を責めるのではなく、「私は、あなたが寝不足にならないか心配しているよ」と自分の気持ちを伝える方法です。

大人が一方的に禁止や命令をするのではなく、子どもと対話しながらルールを考える。

その積み重ねが、子どもたちの自立した判断力を育てることにもつながります。

SNSを「禁止する」のではなく、自分で選べる力を

今回の講演を通じて伝えたかったのは、SNSの危険性だけではありません。

SNSには、遠く離れた人とつながったり、新しい知識を得たり、自分の好きなことや得意なことを発信したりできる可能性があります。

私自身も、SNSを通じて多くの方々と出会い、こうして全国の学校で講演する機会をいただいています。

SNSがなければ、実現していなかった出会いや仕事も数多くあります。

だからこそ、SNSを危険なものとして遠ざけるだけではなく、その可能性も子どもたちに伝えていきたいと考えています。

これからAIをはじめとする技術がさらに進化しても、画面の向こう側に人がいるということは変わりません。

相手の気持ちを想像すること。

自分自身を大切にすること。

困ったときには、周囲の人に助けを求めること。

そして、便利な道具を自分の意思で使いこなすこと。

今回の講演が、児童の皆さんにとって、SNSやスマートフォンとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしく思います。

このたびは、福井県敦賀市立沓見小学校の皆様、そして保護者・教職員の皆様に貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

今後もSNS教育講演家として、全国の学校や教育機関を訪問し、SNSの危険性だけでなく、その先にある可能性まで伝えてまいります。

SNS教育講演会・情報モラル講習会のご相談を承っております

SNS教育講演家の櫻井健太は、全国の小学校・中学校・高等学校・PTA・教育委員会・企業・各種団体様を対象に、SNSリテラシーや情報モラルに関する講演会を実施しています。

主な講演テーマは、以下のとおりです。

  • SNS・LINE・オンラインゲームでのトラブル防止
  • 誹謗中傷やネットいじめへの対処
  • 写真投稿や個人情報の取り扱い
  • スマートフォン依存と利用時間の管理
  • ネット詐欺・闇バイトなどの危険性
  • 生成AI・フェイク画像・偽情報への対応
  • 保護者向けのSNS教育と家庭でのルールづくり
  • SNSを安全に活用し、自分の可能性を広げる方法

対象年齢や学校のご要望に応じて、講演内容を調整しております。

小学生向けには身近な事例や問いかけを交えながら、中学生・高校生向けには実際のSNSトラブルや社会問題なども取り上げています。

また、児童・生徒と保護者が一緒に参加する講演会や、PTA・教職員向けの研修にも対応しております。

神奈川県を拠点に、東京都・静岡県・愛知県・大阪府・福井県など、全国各地で講演活動を行っています。

開催時間や講演料金、学校行事に合わせた内容の調整などについても、お気軽にご相談ください。

SNS教育講演会について相談する

YouTubeでもSNSリテラシー・情報モラルについて発信しています

YouTubeでは、SNS教育講演家の視点から、SNSで話題になったニュースや炎上事例、誹謗中傷、ネット詐欺、スマートフォンとの付き合い方などについて解説しています。

SNSの危険性だけでなく、正しく活用することで広がる可能性についても発信しています。

学校での講演会とあわせて、日頃のSNS教育や情報リテラシーの学習にもお役立ていただければ幸いです。

櫻井健太のYouTube動画を見る

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次