2026年9月24日、愛知県内の高等学校様にて、SNS情報モラル講習会を実施いたしました。
今回のテーマは、
「SNSは、怖いだけじゃない ― 自分を守りながら、可能性を広げる使い方」
です。
SNSの危険性だけを伝えるのではなく、「正しく使えば、自分の世界や将来の可能性を広げてくれるものでもある」という視点から、SNSとの付き合い方についてお話ししました。
講演では、大きく分けて、
・SNSの危険性
・SNSの可能性
・日常に入り込む詐欺
という3つのテーマを取り上げました。
SNSは「投稿する場所」だけではない
SNSという言葉を聞くと、InstagramやX、TikTokなどの投稿型サービスをイメージする人も多いと思います。
しかし現在では、YouTube Shortsなどの動画、LINEやDiscordなどでの会話、オンラインゲーム内のチャットやボイス機能など、さまざまな場所で知らない人とつながる可能性があります。
「動画を見る」
「コメントする」
「知らない人と話す」
「別のアプリへ移る」
「写真を送る」
「実際に会う」
こうした機能と行動が重なっていくことで、トラブルにつながるリスクも大きくなっていきます。
大切なのは、SNSそのものを怖がることではなく、
「どんな行動をすると危険性が高まるのか」
を知っておくことです。

写真1枚から個人情報が分かることもある
講演では、SNSに投稿する写真についても取り上げました。
何気なく投稿した1枚の写真にも、
・店名や駅、周囲の景色
・制服や校章、部活動の情報
・時計や影などから分かる時間
・窓の反射や間取りなど自宅につながる情報
など、さまざまな個人情報が含まれている可能性があります。
さらに、一つの投稿だけでは分からなくても、過去の投稿と組み合わせることで本人や生活圏が特定されてしまうこともあります。
だからこそ、生徒の皆さんには、
「投稿する前に10秒だけ止まって考える」
ということをお伝えしました。
知らない人が見ても問題ない写真なのか。
数年後までネット上に残ったとしても困らない内容なのか。
投稿ボタンを押す前のほんの数秒が、自分自身を守ることにつながります。
SNSで出会った相手を、プロフィールだけで信用しない
オンラインゲームやSNSを通じて、これまでなら出会えなかった人とつながれることは、インターネットの大きな魅力の一つです。
一方で、画面に表示されている年齢や性別、写真だけでは、その人が本当にプロフィール通りの人物なのかを確認することはできません。
講演では、
「誰にも言わないで」
「消えるから大丈夫」
「会わないなら晒す」
といった言葉が出てきたら、特に注意してほしいと伝えました。 SNS情報モラル講習会_60分_15枚版_櫻井健太.pptx
トラブルが起きたときには、一人で解決しようとする必要はありません。
やり取りを止める。
画面や日時などの証拠を残す。
ブロック・通報する。
信頼できる大人に相談する。
必要に応じて相談窓口につなぐ。
削除や返信、支払いを急ぐ前に、まず証拠を残すことも大切です。
SNSは人生の選択肢を広げることもできる
今回の講演で特に伝えたかったのは、
「SNS=危険なもの」
という話だけではありません。
SNSは使い方によって、自分の人生の選択肢を増やすことができるツールでもあります。
私自身も、自分の経験や考えをSNSで発信してきたことで、少しずつ相談や仕事の依頼をいただけるようになりました。
そこからSNS相談、学校での講演、Kindle出版など、活動の幅が広がっていきました。
SNSにはリスクがあります。
しかし、危険だからすべて禁止してしまえば、SNSが持っている可能性まで失ってしまいます。
危険性を知ったうえで、
「自分は何のために使うのか」
「どうすれば自分を守りながら活用できるのか」
を考えられるようになることが、これからのSNS教育では重要だと考えています。

身近なネット詐欺についても紹介しました
今回の講演では、SNSだけでなく、日常生活の中に入り込んでいるネット詐欺についてもお話ししました。
たとえば、企業やサービスの公式アカウントを装い、
「至急確認してください」
などと不安をあおり、リンク先でクレジットカード情報などを入力させるケースがあります。
また、
「行けなくなったのでチケットを譲ります」
と持ちかけ、先に送金させたあと連絡が途絶えるチケット詐欺や、公共料金などを装って個人宛ての送金を急がせるケースについても取り上げました。
「急いで」
「今だけ」
「個人へ送金」
といった条件が重なったときには、一度立ち止まり、公式の窓口から確認することが重要です。
「禁止」ではなく、自分で判断できる力を
最後に、生徒の皆さんには3つのことをお伝えしました。
「投稿前に10秒止まる」
「支払いは公式ルートで確かめる」
「困った時は一人で終わらせない」
SNSやインターネットを一切使わずに生活することが難しい時代だからこそ、危険性から遠ざけるだけではなく、自分自身で考え、判断し、行動できる力を身につけることが大切です。
今回の講演が、生徒の皆さんにとって、普段何気なく使っているSNSやインターネットとの付き合い方を少しだけ見直すきっかけになればうれしく思います。
このたびは、貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
今後もSNS教育講演家として、SNSの危険性だけではなく、その先にある可能性まで含めた「正しい付き合い方」を全国の子どもたちに届けてまいります。

SNS教育講演会のご相談を承っております
SNS教育講演家の櫻井健太は、全国の学校・PTA・教育機関・企業・各種団体様を対象に、SNSリテラシーや情報モラルに関する講演会を実施しています。
SNSトラブルや誹謗中傷、個人情報、ネット詐欺、闇バイト、スマホとの付き合い方、生成AIやフェイク情報など、ご希望や対象年齢に合わせて講演内容を調整いたします。
SNSの危険性を一方的に伝えるのではなく、
「禁止する」のではなく「自分で考えて正しく使えるようになること」
を大切にしています。
小学生・中学生・高校生・保護者・教職員向けの講演に対応しております。
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