FIRE、流行りすぎじゃない?
本屋に行ったら、大量のFIREという文字。現代の人々がいかに会社というものに嫌悪感を抱いているかということがよくわかります。
SNSを見れば、「仕事行きたくない」「仕事辞めたい」の言葉が溢れる。
そこで、” Financial Independence, Retire Early”の頭文字を取った言葉で、経済的に自立して早期退職を目指すライフスタイルであるFIREが大変人気になっているわけです。
若年層でもFIREをしたいと思っている人が多いとすら言われています。実際私も公務員時代に一緒に働いていた30歳手前の方が「FIREしたい」とよく言っていました。
2023年に実施されたForbes JAPAN Web-Newsの調査 によると、最初にFIREをしたいかを尋ねたところ、「とても思う」(52.6%)と「まあ思う」(25.4%)が合わせて約8割(78%)を占める結果に。
FIREしたい理由として挙げられるのは、会社から解放されたい・時間を自由に使いたい・好きなことをして暮らしたいなどのようです。
私は大きな資産があるわけではなく、FIREには程遠いです。ですが、このFIREしたい理由のうちの「お金にとらわれず暮らしたい」という部分以外、全て満たしながら生活を送ることができてしまっているのです。
私は櫻井健太と申しまして、元偏差値37から一橋大学に入学し、卒業後は国家総合職として霞が関のある省庁に入省。しかし、2年で官僚を退職し、講演家・作家として活動を開始。私の好きなSNSを活かしたマーケティングなども武器に行い、絶賛フリーランス中です。
フリーランスという働き方を開始してまだ8か月も経っていませんが、大変なこともありつつ、なんとか問題なく生きることができています。8月には国家公務員時代の月の収入よりも大幅に多い収入を得ることもできました。
FIREしたい皆さん、「とにかく支出を切り詰めてNISAで積み立て投資!」なんてことまさかしていませんよね、、、?
それでFIREができるのは何年後なんですか?
20年後?30年後?
あなたの人生の3分の1近くを「我慢」に使うのですか?
FIREしたいなら、若いうちからやることは決まっています。そもそも、FIREするのに有利な人と不利な人というのもいます。今日はFIREしたいなら検討すべき人生設計の話から、会社員をしながらするべきことを書いていきたいと思います。
「節約・資産形成・資産運用だけがFIREだとは思わないでほしい」
これが本書で私が伝えたいメッセージです。私はFIREを目指す人を否定するつもりは全くありませんが、FIREはあくまで幸せな人生を送るための「手段」でしかないはずです。
そのFIREが「目的」になっている人が多いと感じているのです。だからこそ、目的化したFIREの後に虚無感に追われ、また社会に出たくなっている人も多いと言います。
さて、私は26歳です。こんな年齢の人間が書いているFIREに関する本はほとんどないと思います。当たり前です。こんな年齢でFIREをしている人なんてほとんどいないからです。していなくても、「FIREするならこれしかないでしょ」というのが頭の中に明確にありますので、本書ではそこを論じていきたいと思います。
こんな年齢から脱サラをして執筆活動に突っ走る怖いもの知らずはほとんどいないはずです。
他の書籍では出会えない、あなたの価値観がガラッと変わるFIRE論を始めます。何卒よろしくお願いいたします。
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